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2021.10.24
西上州・上野村 浜平~諏訪山(1550m) 2021年 10/23(土)
行ってきました、西上州でも最奥にある渋い関東百名山・諏訪山に! 群馬県の上野村はかつて「関東のチベット」と呼ばれていて大変不便な地域でした。 現在もコンビニは一軒もありませんが、上信越自動車道や湯の沢トンネルなどが開通して格段にアプローチが良くなりました。
神流町にも同名の諏訪山(1207m・埼玉県境・ こちらも群馬百名山)という山がありますので、時々混同されてしまいます。
上野村の諏訪山は日本三百名山であり群馬百名山でもありまして、昔からべテラン登山者には人気の山でした。
諏訪山(湯ノ沢・浜平)登山口 駐車場(690m)~湯ノ沢の頭(約1240m)~弘法小屋(撤去されていました)~シモヤツウチグラ(三笠山・約1495m)~諏訪山(カミヤツウチグラ・1550m)~シモヤツウチグラ(三笠山)~弘法小屋(撤去)~湯ノ沢の頭~諏訪山(湯ノ沢・浜平)登山口 駐車場
絶対標高差:860m
最新のガイドブックではコースタイムが6時間40分となっていますので、休憩を入れると行動時間は8時間以上になります。
浜平コースは前半が湯ノ沢沿いの沢を歩き、後半は岩場・鎖場を交えた尾根コースとなります。
湯ノ沢コースでは何度も沢を渡りますので、丸木橋の通過や桟敷橋の登りがあり濡れていると かなり神経を使います。
今回は前日の雨で濡れていて結構滑りました。
おまけにトラバース気味の登山道は外傾していて非常に狭く急ですので、地味ですが危ない登山道が続きます。
湯の沢を登り詰めると、枝尾根に出て もう一登りで湯ノ沢の頭に到着しました。
風が強く寒かったので次のピークの風下で休憩しました。
この辺からシモヤツウチグラ(三笠山)の岩峰群が枝越しに見えました。
ざっくり3つの峰があり、一番右側がシモヤツウチグラ(三笠山)の様でした。
※以前あった廃屋同然の弘法小屋は綺麗になくなっていました。
シモヤツウチグラ(三笠山)の岩峰群の手前の小広場でハーネスを付けました。
その後、ハシゴが3箇所・ロープなどを使いシモヤツウチグラ(三笠山)の山頂に至りました。
ここからの眺めが最高で、実際ここが山頂でもOKですね。
御蓙山・帳付け山・大山・両神山などの長野県境・埼玉県境などの山々が手に取るように見えました。
また2000m以上の山頂部は霧氷になっていて大変綺麗でした。
そしてここからの下りで難所の岩場があります。
今回は古いロープに加え、新しい太いロープが設置してありましので、まずまず安心して登り降りする事が出来ました。
ロープがないと かなり危険な下りになります。
難所を過ぎて後はただ歩くだけですが、小ピークを幾つも越えてやっと諏訪山にたどり着きました。
毎回感じるのですか、この最後のピッチが結構長いのです。
山頂は展望はありませんが、広くてゆっくり休む事ができる所です。
下山も同じコースを下りましたが、湯ノ沢の岩・丸木橋などは乾いてきまして、登りよりは大分 安心して下る事が出来ました。
休憩時間も短くとり、行動時間:8時間10分で行って来る事が出来ました。
ヘッドランプを使わなくて済み、一安心でした。
これからの季節、日没が早いので、早めの下山を心掛けたいですね。