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2021.06.08

北秩父・鐘撞堂山(330m) <読図講習会> 2021年 6/6(日)

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コロナ過で当初は1月に実施する予定でした読図講習会を5か月遅れで、やっとこ催行する事が出来ました。 場所は埼玉県寄居町の北にある関東百名山の鐘撞堂山です。 標高差も200m弱と読図講習会を行う上で無理なく歩ける格好の名低山です。

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霧ヶ谷津池 駐車場~北コース~鐘撞堂山(330m)~西コース~霧ヶ谷津池 駐車場

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登山に必要な技術は色々とありますが、読図(地図読み)は大切な技術の一つです。

昨今はGPSの普及で紙の地図など必要ないなどと考えている方も多いようですが、GPSは電波が届かなかったり、電池切れなどで見る事が出来なくなる場合も多々ありますし、そもそも現在地だけ分かっても周りの地形が理解できないようでは本当の読図はできません。

やはり基本的な読図力は身に付けておかなければならない技術・知識ですね。

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今回は全員が初めての読図講習会という事で地図の降り方・たたみ方から行いました。

磁北線は各自で引いてきて頂きましたが、分度器が無い場合は三角関数・タンジェントθなどを使いちょっと面倒になりますね。

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さて、読図の基本は磁北線の理解と地形の理解の2つです。

磁北線とは磁石が指す北の事です。

関東近辺では7~8度で西にずれております。

北海道辺りでは10度以上ずれている所もあります。

何れにしましても登山での方位は磁方位を使う事が一般的です。

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地形に関しては等高線の形・込み具合などから地形を創造する分けですが、尾根と谷は一見しただけでは分かりません。

すぐ近くに山頂や三角点などを見つけて、尾根なのか谷なのかの判断をする事になります。

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色々な事がありますが、先ずは地図を正置(磁方位に合わせて正しくセットする)する事が基本中の基本です。


そして進むべきベアリング(目標とするピークへの磁方位)や標高差・歩く予定の地形などを創造・推測して出発しました。

今回は4人でしたので、各レグごとにリーダーになって頂き、上記の内容を説明してもらって出発しました。



これを各レグごとに登り・下りと一日中やっていく事になります。


要領が掴めれば、そんなに難しい事ではありませんが、初めてだと直ぐに分からなくなってしまいますね。

繰り返しの練習が重要です。

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講習後は、個人山行で山に行った時に、面倒がらずに、ちょこちょこと地図を出して正置・現在地の確認を行ってみて下さい。

そうすれば本当の読図力が身に付くと思います。



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