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2021.12.25
榛名山系・天狗山(1179m)~大鐘原ヶ岳(1252m) 2021年 11/28(日)
11月末に榛名山系の天狗山に行ってきましたのでご報告します。 運動と登山靴の慣らしで、そんなに長くない行程という事でここにしました。
天狗山だけの往復でしたらハイキングレベルですが、帰路、大鐘原ヶ岳まで登り地蔵峠におりるコースはかなり危ないところが出てきます。
榛名神社随神門の東のP(天狗山登山口・地蔵峠への分岐・林道路肩)~鏡台山コル(4合目)~鐘原ヶ岳分岐~天狗山西峰コル~天狗山(1179m)~天
狗山西峰コル~鐘原ヶ岳分岐~小鐘原ヶ岳(1225m)~大鐘原ヶ岳(1252m)~地蔵峠~林道~榛名神社随神門の東のP(天狗山登山口・地蔵峠への分岐・林道路肩)
行動時間:4時間30分 絶対標高差:342m
この日は榛名山に初雪が降りまして、アプローチの運転には気を使いました。
駐車場は通常、榛名神社下の2つまたは県道を少し登った左側にできた大駐車場を使います。
※ただし1~2台であれば榛名神社随神門の東のP(林道路肩)を使う手もあります。
積雪したややスリッピーな登山道を慎重に登り鏡台山南峰(1073m三角点峰)に着くと、富士山が見えました。
浅間山と併せて中々の展望でした。
鏡台山コルからは長いトラバース道があり、その後一頑張りすれば待望の天狗山南峰(1179m)です。
やや下がった所が山頂となっていますが、岩峰状になっていて素晴らしい展望が待っていました。
帰路は、時間もあったので小鐘原ヶ岳~大鐘原ヶ岳とミニ縦走してから地蔵峠におりました。
ここは結構な危険個所があります。
大鐘原ヶ岳手前の痩せ尾根と、地蔵峠に下る尾根は要注意です。
特に地蔵峠に下る尾根は痩せていますし、急下降です。
行かれる方は十分な注意が必要かと思います。 登りに使えばいくぶんか容易になるでしょう。
天狗山は展望に恵まれた山ですし、大鐘原ヶ岳も併せて歩けば中級者も十分に満足できるコースとなるでしょう。
2021.12.20
上州・赤岩通り~岩櫃山(803m) <群馬百名山> 2021年 12/18(土)
今年最後の登山は、ちょっと厳しい山行となりました。 今シーズン一番の寒波ならびに冬型の気圧配置となり、岩櫃山にも積雪があり降雪にも見舞われました。
平沢登山口 駐車場~真田道~古谷駐車場~赤岩通り登山口(潜龍院跡)~旧赤岩通り(十二様通り)分岐~赤岩通り分岐~櫃の口(天狗の架け橋)~岩櫃山(803m)~天狗の蹴上げ岩~沢根通り~本丸跡分岐~岩櫃城址~尾根通り分岐~平沢登山口 駐車場
当初は最難関ルートの「密岩通り」から登る予定でしたが、危険すぎると判断して「赤岩通り」から登りました。
赤岩通りは南に面している事もあり、風も穏やかで暖かく感じました。
しかしながら主稜線に出ると、風も出てきてかなり寒く感じました。
山頂への最後の鎖場は強風(10m以上)で、しかも岩には雪が付いていて足元が滑りました。
危険なのでロープ確保をして登りました。
山頂からは360度の大展望、ただし長居は無用、体がどんどん冷えてきます。
下りは登り以上に危なかったので、全員 懸垂下降でおりました。
2週間前に練習した成果が実践で出ました。
それにしても寒かったですね。
岩陰の陽だまりで大休止・昼食としました。
風がなく太陽に当たっていると暖かいですね。
途中、空中懸垂の練習をしてから岩櫃城址に向かいました。
今回は雪山ではありませんでしたが、冬山の厳しさを感じる事ができた山旅となりました。
岩櫃山は色々な事が経験できる素晴らしい「日本百低山」でした。
今年も色々な山に行きましたが、面白かったですね。
コロナ過が終息に向かい、来年こそは北アルプス・那須連峰などに行きたいですね。
それでは、皆様 良いお年をお迎えくださいませ。
2021.12.06
栃木・石尊山周辺(486m) <岩登り講習会> 2021年 12/4(土)
山旅クラブで行っている岩登り講習会は、妙義山の上級者コース・西穂高岳~奥穂高岳などの一般コースの中の国内最難関ルートや藪岩山の縦走(バリエーションルート)などを想定した講習会ですので、クライミングシューズではなく登山靴でのトレーニングとなります。
従いましてルートグレードとしては3級程度ですので、一般的なクライミング講習会と比べてれば簡単なところを登ります。
叶花集会所 駐車場~石尊山登山口~石尊神社奥宮・南西稜下部<実践岩登り講習会>~釈迦岩~見晴らし~石尊山登山口~叶花集会所 駐車場
栃木県足利市の北西にある石尊山周辺には適当な岩場があるので、基本練習に使っています。
先ずはメインロープをハーネスに連結する「8の字結び」を覚えておきましょう。
他にはクルーブ ヒッチやガース ヒッチ・ダブルの8の字結び くらいは出来るようになりたいですね。
3点確保で2~3級程度の岩場の登り降りを繰り返し、慣れてきたらクライムダウンからテンション(ロアーリング)に移行してロープへの信頼感を体で覚えてもらいました。
そして懸垂下降の練習。
初めは平らなところで下降器へのロープのセット、出来るようになったらセルフビレイをセットしてからの一連の流れを練習。
一通りが出来たら、いよいよ岩場のトップへ上がって本格的な懸垂下降。
生まれて初めての懸垂下降は、ちょっと痺れますが慣れれば快適な空中散歩を楽しめるようになります。
基本的な練習を終え、最後は~石尊神社奥宮・南西稜(仮称)を登りました。
グレードは2~3級ですので岩場に慣れている方はロープなしでも登れます。
今回はロープワークの練習でもありますので、短く切って4ピッチくらいを登りました。
複数パーティーですのでランニングビレイ(ヌンチャク)通過時にはロープの架け替えが必要ですし、ラストの方はヌンチャクなどのギア類の回収もあります。
岩稜上部に来たら富士山も見えまして、低山の紅葉も素晴らしいものがありました。
後は尾根伝いに登り、釈迦岩を越えて見晴らしまで行き、大休止と致しました。
下山は一般登山道を使い登山口に戻りました。
途中の登山道から、石尊神社奥宮・南西稜が見えましたが、「あんな所を登ったの!」というくらい急に見えました。
まあ、一歩づつ足を出せば登れるものですね。
また皆で練習しましょう。