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2021.08.07
群馬県境 第30回 (栃木/福島県境) <大清水~物見山~鬼怒沼山~小松湿原(泊)~黒岩山~赤安山~尾瀬沼~大清水> 2021年 7/22(木祝)~24(土)
群馬県境を歩くシリーズも第30回目を迎えていよいよ栃木県境を全走破する日がきました。 第1回が桐生市・足利市の市境/県境の白葉峠から仙人ヶ岳でしたから随分と歩いたものです。 記録を見ると2015年の4/19(日)ですので既に6年の月日が流れているのですね。 やはり県境の全走破400㎞は大変な事だと改めて感じました。
7/22(木) 大清水(1180m)7:10発~根羽沢金山跡~湯沢(徒渉)~物見山(毘沙門山 2113m)12:30 12:40m~鬼怒沼(避難小屋)13:20 13:35~分岐14:10~鬼怒沼山(2141m△)14:25 14:35~分岐~鬼怒沼林道トンネルの上~2069m点~2055m点~小松湿原周辺(水場1995m手前の2040m付近にテント泊)16:50着 ※行動時間:9時間40分
7/23(金) 小松湿原周辺7:30発~2021m点~分岐(2055m)8:45 8:55~黒岩山(2163m)9:45 10:05~分岐~2019m点~1981m点~赤安山(2051m△)北の巻道~1878m点(鞍部)~袴腰山(2042m)北の巻道~送電線の下(草原状)15:25~小淵沢田代~1911m点(北の巻道)~尾瀬沼・長蔵小屋(1660m泊)16:50着
※行動時間:9時間20分
7/24(土) 尾瀬沼・長蔵小屋(1660m)8:20発~尾瀬沼山荘~三平峠(尾瀬峠)~岩清水~一ノ瀬休憩所(1420m)10:10 11:30=(低公害バス)=大清水(1190m)10:40着 ※行動時間:2時間20分
今回のレグも大変地味なコースなのですが、憧れの鬼怒沼山(2141m)に登れるので大変楽しみにしておりました。
それと言うのも、鬼怒沼山は個人的に群馬百名山の百座目になる山だったのです。
やりました! 群馬百名山完登しました。 祝・祝・祝!!!
※因みに、鬼怒沼山は栃木百名山・関東百名山でもあります。
他に目ぼしい山は、物見山(2113m)と黒岩山(2163m)くらいでしょうか。
※因みに、黒岩山は栃木百名山に選ばれております。
久々のテント泊縦走で荷物も重く、おまけに新調した登山靴(スポルティバ)が靴づれを起こし、また毎日雷雨に見舞われてかなり厳しい県境を歩くシリーズになりました。
入山前日も雷雨だったようで、いきなり湯沢を横切るところでは靴を脱ぎ、裸足の徒渉となりました。
その後は物見山まで一本調子の急な尾根が続きました。
標高差は1000m以上ですので、重い荷物もあり結構へばりました。
途中から雨が降り始め、鬼怒沼湿原も小雨交じりでしたので鬼怒沼巡視小屋(避難小屋)で小休止。
単独行の方と情報交換をしましたが、彼は鬼怒沼山登頂後、縦走は見合わせて戻ってきて、この日は巡視小屋に泊まると言っていました。
私達は予定通りに出発、途中からザーザー降りの雨になり雷もなり始めました。
これ以上悪化したら巡視小屋に戻ろうと思っていましたが、何とか小康状態が続き分岐に着いた時には雨は上がり始めていました。
そして遂に群馬百名山の百座目・鬼怒沼山に登頂しました。
樹林に囲まれていて展望は皆無、かなり地味な群馬百名山でしたが満足度は100%でした。
その後はピークを3つほど超えて今宵の宿泊地・小松湿原手前の2040m地点の平坦地に到着しました。
既に単独行の方がタープを張っていましたが、他に登山者はなく2パーティーだけでした。
小松湿原の水場はここから登山道を10分くらい下った所にありましたが、当日は場所が分からず、持参した水だけで夕食・朝食を作りました。
初日で大分疲れたせいか出発もかなり遅くなりました。
水場で2Lの水を補給、また重くなったザックを背負っての縦走です。
黒岩山への分岐は道標がありすぐに分かりました。
いったん栃木県側(東)に大きく回り込んでから県境尾根に戻りその後、北上して山頂に至りました。
いわゆる破線コースで藪・岩・急登があり短いながらも厳しいピッチでした。
山頂からの展望は今回のコースで一番のものでした。
北西に燧ヶ岳、北東には帝釈山などが間地かに見え、南には日光白根山や燕巣山(つばくろすやま)~四郎岳などが確認できました。
本当は、ここから藪漕ぎをして群馬・栃木・福島の3県境のピークに行く予定でしたが、靴づれがひどく、おまけにコメツガの密藪を見て戦意喪失、あっさり諦めて来た道を戻りました。
ここからの縦走が本当に大変でした。
何しろ、足を一歩出すたびに痛みが走るので苦痛・苦行が丸一日続きました。
お蔭で赤安山の三角点も飛ばして、ただ歩くのみでした。
小淵沢田代手前からまたしても雷雨、カッパの上下を着て黙々と歩きました。
最後の1911mピーク北から長蔵小屋までの下り(250m)が本当に長く感じました。
最後はかなりピッチを上げたのですが、午後5時近くになってしまいました。
長蔵小屋ではかなり心配していたようで、尾瀬沼ヒュッテのスタッフと連絡を取っていたようでした。
このピッチは倒木が非常に多く、コースタイム以上に時間がかかる場合がありますので早朝の出発を心掛けた方が良いですね。
何はともあれ、栃木県境を完全走破する事ができて大変幸せです。
既に福島県境は走破完了していますので、これで栃木県境・福島県境は終了しました。
残るのは新潟県・長野県・埼玉県の3県となりました。
栃木県境~福島県境の総距離が約100㎞ですので残りが300㎞ですが、既に長野県境・埼玉県境などかなり歩いていますので全体の残りは200㎞弱くらいかと思います。
それでもまだ半分か、まだまだ長い道のりですが、行ける所までは行きたいと思っています。
コメント
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